長野県高校野球OB・OG連盟設立8周年にあたって

 長野県高校野球OB・OG連盟は2017年に設立してから、おかげさまで今年の6月で丸8年になりました。

この間、「子供たちから選び続けられる野球を目指そう」「高校の現役選手を支援しよう」と多くの取り組みを行っており、最大の成果としては、マスターズ甲子園大会での加盟校数日本一(45校、会員約3万人)を継続していることです。連盟の設立趣旨や活動に対して、県内の多くの高校野球部OB・OGからご賛同をいただき、関係者の皆様に感謝申し上げます。

 

マスターズ甲子園大会へのチャレンジでは、自分たちが18歳に戻って甲子園での感動を子供たちに伝える取り組みが長野モデルとなって、例えば秋田県が名称をOB・OG連盟とし、秋田県・愛知県が長野県の選抜チームでの出場方式を取り入れて、多くの高校が参加できる取り組みを行っており、全国にも広まりつつあります。

なお、マスターズ甲子園には過去に4回出場し、今年も選抜チームで出場を予定しており、合わせると約250名が聖地甲子園を経験、もしくはこれから経験されます。多くの方が涙を流すほど感動し、その感動を持ち帰り、それぞれの環境の中で子供たちに野球の魅力を伝えようとしています。

 また、一昨年はマスターズ甲子園20回記念大会で、日本一を決める試合に向けた、北信越・東海ブロック大会をセキスイハイム松本スタジアムで開催しました。

 2018年からはプロの信濃グランセローズによる子どもたちの野球教室を主催。2020年には、コロナのため現役の夏の甲子園大会中止による独自大会開催にあたり、約3万人のスケールメリットを生かして500万円を高野連に寄付し、その活動が評価されabnスポーツ特別賞を受賞しました。

 女子野球を広める活動も行っています。2018年には女子選手による第1回少女野球教室を開催。松本国際や佐久長聖の高校女子硬式野球部創部を支援。2021年に県内初の「松本市女子野球タウン認定記念高校女子硬式野球松本大会」を主催。一昨年、全国の高校女子硬式野球8チームによる第1回松本ローズカップ開催に繋げ、今年度第3回大会を予定。毎年甲子園で決勝を戦ったチームが参加するなど、今後は秋の聖地を目指します。

 また、顕著な活動を行っているOB会を「チャレンジ賞」で表彰、長野県野球協会に加盟して、協会とタイアップした活動を推進しています。

結びに、全国に誇れる加盟校数で大会運営にご尽力くださっておられます全ての関係者の皆様と、大会の模様を県民の方々に幅広く伝えていただいている報道機関の皆様に厚く感謝を申し上げす。

 

 

長野県高校野球OB・OG連盟

会長  池口 良明

 

長野県高校野球OB・OG連盟 

会長 池口 良明