長野県高校野球OB・OG連盟設立5周年にあたって

 連盟が設立され6月で5周年となります。縦横連携不足の野球界において横のつながりを持たせ、大人の責任として子供たちに野球の魅力・すばらしさを伝え、一人でも多くの子供から「選んでもらえる野球」を広める目的で活動を行ってきました。

5年間の主な活動の成果を振り返りますと、スピード感ある組織拡大を狙い、まず大人たちが甲子園で18歳に戻り感動しようと、マスターズ甲子園大会にチャレンジしました。加盟校数が設立3年目で日本一となり、今年も現時点45校は全国トップを維持しています。OBOG会員合計約3万人のスケールメリットが、一昨年夏の甲子園大会が開催されず、資金不足の独自の長野県大会に500万円の寄付支援につながりました。この活動が評価され、昨年abnスポーツ特別賞を受賞しています。

 

コロナ禍の中で昨年のマスターズ甲子園2021は、初めて単独チームで松商学園が出場し、埼玉県選抜に勝利しました。今年もマスターズ甲子園2022に選抜チームでの出場が決まっており、大会2日目に和歌山県代表と対戦します。

また、マスターズ甲子園2023は第20回記念大会で、日本一を決める大会が予定されています。今年の県大会の優勝校が、来年の北信越・東海ブロック大会で優勝すると、東日本大会で順位決定戦を行い、マスターズ甲子園2023に出場し日本一を争うことができます。

 

この頃、何校かのOB会から「マスターズ甲子園でOB会が活性化した」、選手からは「甲子園で野球ができて人生が変わった」「野球への恩返し」「子供たちに野球の魅力を伝えたい」など、大変うれしいお言葉を聞く機会が多くなってきました。

スポーツも多様化する中で、勝つことのみにこだわる野球への課題の投げ掛けとジェンダーフリーを目的に、野球の原点とも言える「明るく楽しい笑顔の女子野球」の普及にも取り組んでおります。女子選手のみによる少女野球教室を4年前から実施。昨年松本市が「女子野球タウン」に認定され、連盟主催で県内では初めての「松本市女子野球タウン認定記念 高校女子硬式野球松本大会」を開催しました。高校女子の決勝戦が甲子園球場で開催され、全国の女子野球熱が高まり、県内でも2校目の佐久長聖女子硬式野球部が創部されました。

 

更に、信濃グランセローズによる少年少女野球教室を3回、子供たちの野球フェアの開催や支援、北信地区台風被害復興ボランティア活動、地震や台風被害の助け合いを通しての北海道高校野球OB連合との交流など、数々の取り組みを行って来ました。

長野県野球協会が4月に設立され、プロアマの県内野球関係団体がまとまって野球を普及しようと、全国でも画期的な取り組みがスタートしています。今後は野球協会と一緒になって、我々の連盟の設立趣旨の基本に戻り、次の新たな5年へ挑戦して行きたいと考えます。

野球界に対する危機意識を共有いただき、加盟されています会員の皆様に厚く感謝を申し上げるとともに、今後とも皆様のご支援ご協力をお願い致します。

長野県高校野球OB・OG連盟 

会長 池口 良明