野球の魅力を広めていきましょう

 子供たちの野球人口の激減に象徴される野球離れはなぜでしょうか?大きな要因の1つは、野球界は国際競技連盟のガバナンスが弱いため各野球団体の連携が足りず、「野球は楽しい」という原点を広める一体感のある取り組みが不足しています。

そのために長野県内で18歳以下は長野県青少年野球協議会が発足しましたが、19歳以上は各野球団体の指導者や選手の多くが高校野球経験者のため、各高校野球部OB会の組織化を目指して一昨年6月に「長野県高校野球OB・OG連盟」を設立しました。

おかげさまで連盟の主旨に賛同いただいた高校野球部OB会が41校加盟し、会員合計が3万人近くになりました。そのうちマスターズ甲子園大会へのチャレンジが36校で、各都道府県の加盟校数で一気に3位となり、全国的に注目されています。

昨年初めて参加したマスターズ甲子園2018では、県選抜選手50名のおじさんたちが皆18歳に戻り、聖地甲子園で号泣し感動の涙を流しました。「選手の皆さん、すばらしい感動をありがとう!」

県選抜選手にはリーダーシップを発揮して各高校野球部OB会や所属野球団体で行動を起こし、県内野球界復活に向けて大きなパワーになることを確信しています。

女子野球の普及にも取り組んでいます。世界のメジャースポーツは、サッカー・バスケット・テニスで、男性・女性がともに楽しめるスポーツですが、野球界はどうでしょうか?

日本の女子野球はワールドカップ6連覇で、全国の女子野球人口は増加し、高校女子硬式野球部創部も急増しています。昨年県内で初めて実施した女子選手による少女野球教室では60名が参加して、目をキラキラ輝かせ満面の笑みで楽しんだ少女たちが印象的でした。

また、連盟はプロとアマを結び付ける大きなお役目もあり、子供たちに夢を与える県内唯一のプロ野球球団「信濃グランセローズ」と協業して野球を広めています。選手には、将来NPBやメジャーリーグで活躍し、子供たちに憧れの選手になることを期待しています。

子供たちには野球の楽しさ・素晴らしさ、甲子園の魅力・感動を伝え、多様化するスポーツの中から「選ばれる野球」にして行きたいと考えます。そのために今まで野球界の努力不足であった、スピード感のある改革・改善に全力を尽くします。

今年度はマスターズ甲子園と女子野球を連盟の大きな柱として、連盟の理念「野球は楽しい」という原点を広めて行きます。

将来的には、あらゆるスポーツを通じて人材育成や地域活性化につなげ、多くの競技団体と連携して、個人が生涯スポーツとして取り組める環境を目指す連盟にしたいと考えます。

野球界に対する危機意識を共有いただき、加盟された会員の皆様に感謝申し上げるとともに、今後とも皆様のご支援ご協力をお願い致します。

長野県高校野球OB・OG連盟 

会長 池口 良明